教員紹介

 

福島 良一 人間文化学科長

FUKUSHIMA, Yoshikazu
所属学部?職位?役職 人間学部人間文化学科 教授?人間文化学科長
経歴 【最終学歴】
早稲田大学大学院政治学研究科政治学専攻博士後期課程 単位取得満期退学
修士(政治学)早稲田大学

【主な職歴】
琉球大学助教授、早稲田大学、拓殖大学、国士舘大学大学院非常勤講師

担当授業科目 日本史学入門、日本史概説、日本史特論(明治以降)、日本史資料講読(近現代)他
研究?専攻分野 日本近現代史
研究テーマ?概要 近代日本の知識人と戦争
近代日本において展開された戦争の歴史的意味を、相異なる立場にあった知識人たちの言説の分析を通して考察する。
主な著書?論文 【著書】
『罪と罰の文化誌』(服藤早苗?赤阪俊一編)森話社 2009年

『文化としての暴力』(服藤早苗?赤阪俊一編)森話社 2006年

『宇垣一成とその時代-大正?昭和前期の軍部?政党?官僚-』(堀真清編)新評論 1999年

『日本思想の地平と水脈』(河原宏編)ぺりかん社 1998年

【論文】
「日米非戦論者水野広徳の対米態度」,『埼玉学園大学紀要 人間学部篇』第22号,pp.33-46,2022年12月

「第一次世界大戦期のデモクラシーと軍国主義をめぐる言説」,『埼玉学園大学紀要 人間学部篇』第16号,pp.27-36,2016年12月

「赤松克麿における政治志向の芽生え」,『埼玉学園大学紀要 人間学部篇』第12号,pp.41-50,2012年12月

「水野広徳の「国防」認識-軍備縮小との関わりを中心に-」,『埼玉学園大学紀要 人間学部篇』第7号,pp.17-32,2007年12月

「水野広徳の軍備撤廃論」,『埼玉学園大学紀要 人間学部篇』第5号,pp45-58,2005年12月

「水野広徳における軍備観の変容-「戦争」回避と「敗戦」回避の狭間で-」,『埼玉学園大学紀要 人間学部篇』第4号,pp15-28,2004年12月

「米軍用地特別措置法改正と社会民主党」,『琉球大学法文学部 政策科学?国際関係論集』創刊号,pp.35-70,1998年3月

「社会党の政策転換と沖縄県の反応」,『現代沖縄の政治と社会-1996年衆議院選挙前後の政治意識分析を中心に-』(平成7年度?平成8年度文部省特定研究費成果報告書),pp.107-127,1997年3月

「沖縄戦と靖国思想」,『政治経済史学』第359号,pp.1-21,1996年5月

「社会大衆党の結成と労農派」,『琉大法学』第52号,pp.25-51,1994年3月

「本土政治家の沖縄観に関する一考察-大正?昭和戦前期を中心に-」,『琉大法学』第50号,pp.197-214,1993年3月

「労農派と無産政党合同」,『早稲田政治公法研究』第28号,pp.139-174,1991年12月

「ハンガリーにおける複数政党制の再生」,『皇學館論叢』第24巻第1号,pp.1-22,1991年2月

「労農派と選挙協定問題-第一回普通選挙を中心に-」,『早稲田公法研究』第33号,pp.127-156,1991年1月

「赤松克麿における「人類解放」の理念-新人会創設期を中心に-」,『早稲田政治公法研究』第28号,pp.45-70,1989年3月 他

学会活動 日本政治学会、日本国際政治学会、日本史研究会、日本思想史学会
メッセージ 「歴史は役に立つの?」なんて言う人もいます。でも、私たちが生きている「今」は、すべて歴史の積み重ねの上に存在します。歴史を学ぶことで「今」を理解し、将来の人生を豊かに送るための知恵を身につけましょう。

牛田 あや美 教授

USHIDA, Ayami
所属学部?職位?役職 人間学部人間文化学科 教授
経歴 【最終学歴】
日本大学芸術学部芸術学研究科映像専攻博士後期課程 修了
博士(芸術学)日本大学

【受賞】
韓国のウェブトゥーン学会にて発表した
「Cochubu as a Self-Portrait」にて学術賞を受賞(2021年)

【主な職歴】
京都造形芸術大学専任講師
京都芸術大学准教授
同志社女子大学表象文化学部非常勤講師
日本大学芸術学部非常勤講師

担当授業科目 映像文化論、メディア教育論、アニメ?ゲーム文化論、社会学Ⅰ
研究?専攻分野 映像学、メディア分野
研究テーマ?概要 戦前におけるメディア文化
主な著書?論文 【著書】
(共著)『メディア活用能力とコミュニケーション』(大学図書出版,2016年)

(共著)『メディア文化論』(ナカニシヤ出版,2013年)

(共著)『横溝正史研究2-特集?ビジュアライズ横溝正史ミステリー 第2号』(戎光祥出版,2010年)

(単著)『ATG映画+新宿‐都市空間のなかの映画たち‐』(D文学研究会,2007年)

【論文】
「ドストエフスキー文学の翻訳とメディア化」(『江古田文学107号』2021年)

「日本で出版された北宏二/金龍煥の作品調査(査読あり)」(『京都芸術大学紀要2020』2021年)

学会活動 日本映像学会
日本映画学会(監査)
社会貢献活動 International Symposium on the 20th anniversary of the death of Kim Yong-hwan, master of Korean contemporary comics
(『Kim Yonghwan in Japan』2018年10月15日)

京都芸術大学文明哲学研究所 芸術研究の世界
(『謎のマンガ家-戦中の人気挿絵家?北宏二と韓国マンガの父?金龍煥-』2021年10月6日

COWEKO21 Autumn International Conference
韓国漫画Webtoon学会
(『Cochubu as a Self-Portrait』2021年10月15日)

メッセージ かつては「娯楽」といわれていたものも現在では学問となっています。資料を研究することにより、いままでとは全く異なった世界が拡がっているかもしれません。
メディアリテラシーを身につけることにより、娯楽のなかに潜む不気味なものを発見し、みなで共有していきましょう。

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熊田 和典 教授

KUMADA, Kazunori
所属学部?職位?役職 人間学部人間文化学科 教授
経歴 【最終学歴】
上智大学大学院文学研究科英米文学専攻博士後期課程 単位取得満期退学
修士(文学)上智大学

【主な職歴】
埼玉学園大学人間学部人間文化学科専任講師、埼玉学園大学人間学部人間文化学科准教授、東京理科大学理工学部兼任講師、明治大学農学部兼任講師、オックスフォード大学英語学部にてassociate memberとして研究(2008年5月?2008年9月)

担当授業科目 英語史、英語音声学、英語Ⅰ、英語Ⅱ、教養演習、基礎演習、専門演習、卒業論文
研究?専攻分野 英語学、英語史、言語学、言語学史
研究テーマ?概要 17世紀の音声の分類と記述?17世紀から主に英国にて科学的分析に基づいて行われた音声の分類と記述、その音声学史への貢献についての考察
主な著書?論文 【論文】
「John Wilkinsの母音の分類と記述―能動調音器官の形状の観点から―」『埼玉学園大学紀要 人間学部篇』21 (2021年),41-52.

「17世紀の音声学者の[?], [?], [t?], [d?]の分類と記述」『埼玉学園大学紀要 人間学部篇』17 (2017年),51-64.

「17世紀の音声学者の[θ]と[?]の分類と記述」『埼玉学園大学紀要 人間学部篇』16 (2016年),29-42.

「17世紀の音声学者による鼻子音の分類と記述」『埼玉学園大学紀要 人間学部篇』12 (2012年),29-42.

“Seventeenth-Century Classification of Consonants” Multiple Perspectives on English Philology and History of Linguistics: Festschrift for Shoichi Watanabe on His 80th Birthday. (Bern: Peter Lang) Linguistic Insights 129, 205-240. 2010.(査読あり)

“17th-Century Phoneticians’ Description of the Voicing Mechanism and the Voiced- Voiceless Distinction” SOUNDINGS(サウンディングズ英語英米文学会発行)32 (2006年),107-129. (査読あり)

「子音の定義における音価と名称の混同―18世紀英文法の記述から」土家典生、下谷和幸、今里智晃 編『フィロロギア 渡部昇一古稀記念論文集』204-217,大修館書店,2001. (査読あり)

「大母音推移におけるME i longと u longの発達経路」SOUNDINGS (サウンディングズ英語英米文学会発行)23 (1997年),189-201. (査読あり)

「John HartのAn OrthographieA Methodeの音韻論上の比較」『上智英語文学研究』20 (1995年),85-94. (査読あり)

学会活動 イギリス国学協会、サウンディングズ英語英文学会、日本英文学会、近代英語協会、日本中世英語英文学会(研究助成委員 2020年4月-2022年3月)、日本言語学会、上智大学英文学会
メッセージ 言語は単なるコミュニケーションの手段だけではなく、その言語を話す人々の精神、思想を反映しています。英語を歴史的に考察すると同時に、その背後にあるアングロ?サクソンの精神世界を垣間見てみませんか。

越野 優子 教授

KOSHINO, Yuko
所属学部?職位?役職 人間学部人間文化学科 教授
経歴 【最終学歴】
大阪大学大学院文学学研究科博士後期課程文化表現論日本文学専攻 修了
博士(文学)大阪大学

【主な職歴】
?大東文化大学文学部日本文学科非常勤講師
?立正大学文学部文学科非常勤講師
?中国?福州大学外国語学部日本語学科特聘副教授?兼職副教授
?韓国?永同大学校外国語学部日本語科?専任講師
?日本学術振興会特別研究員(RPD)

担当授業科目 日本文学入門?日本文学特論(古典)、日本文学購読(古典)Ⅰ?日本文学購読(古典)Ⅱ、日本文学史概論(古典)、教養演習Ⅰ、教養演習Ⅱ、基礎演習?専門演習、日本文化概論Ⅱ
研究?専攻分野 日本古典文学?物語文学?王朝女流文学?日中韓の比較文学
研究テーマ?概要 国冬本を中心とした『源氏物語』の伝本研究/『源氏物語』享受作品(中世)の研究/日中韓の比較文学的研究
主な著書?論文 【著書】
(単著)『国冬本源氏物語論』(武蔵野書院、258頁、2016年)

【論文】
?「『源氏物語』(国冬本)匂宮巻と『雲隠六帖』雲隠巻 : その傍流的存在性がもつ意味について」、『物語研究』23、 pp101-115、 2023年3月(査読あり)
?「阿里莫本源氏物語(天理大学附属天理図書館蔵)中の『雲隠六帖』についてー解題と若干の考察」、『研究と資料』85、pp 1-9, 2022年12月
?「女一宮論再論: 国冬本源氏物語を通して変容するもの」、『上智大学国文学論集』54、pp1-18, 2021年1月(査読あり)
?「源氏物語』と異本-校訂と真贋をめぐって」、『ユリイカ』 767、pp220-227、2020年12月
?「国冬本源氏物語夕霧巻の分断と読解―落葉の宮の人物像を中心に」『詞林』67 、pp60-75、2020年4月(査読あり)
?「中文“弱水三千”と日本語「弱水三千の差異について‐理解不能から生じる独創性への一考察 」、『日本学研究』(北京日本学研究中心)27、pp183-192、2017年10月(査読あり)
?「人物呼称の表記の考察-村上春樹とその翻訳作品を中心に」、『待兼山論叢. 文学篇』47、pp39-53、2013年12月、(査読有り)
?「源氏物語の享受作品の呼称についてー”須磨源氏”を中心に 」、『日語日文学研究』(韓国日語日文学会)84、pp259-278 2013年2月 (査読有り)
?「『国冬本源氏物語』注釈書の試み-桐壺?少女?野分?柏木?鈴虫巻の物語世界を中心に」、『国文学研究資料館紀要 文学研究篇』35、pp155-177、2009年2月(査読有り)
?「源氏物語の別本の世界―伝国冬本少女巻を中心に」、『文学?語学』182、pp1-10、2005年7月(査読有り)
?「国冬本における女三宮について―鈴虫巻を中心に」、『国語国文』71-2、pp13-36、2002年2月(査読有り)
?「喩としての朝顔―源氏物語の朝顔の姫君を中心に―」、『中古文学』59、pp28-36、1997年5月(査読有り)

学会活動 ?上智大学国文学会 評議員(2020年7月~2024年7月まで)
?物語研究会 企画委員(2022年4月~2023年3月まで)
?中古文学会
?全国大学国語国文学会
?大阪大学古代中世文学研究会
メッセージ 古典文学は難しくてとっつきにくい、そんな印象がある人もいるかもしれません。しかし新世纪娱乐-中国竞彩网¥官网平台の現代もそれ以前の過去と地続きであり、過去なくして現在はありません。古典文法にあまりとらわれず、一度気軽に古典作品の頁をめくって下さい。そこには人間の喜びや悲しみがえがかれ、昔も今も人間の心には普遍的に変わらぬものがあるということに気が付くでしょう。今は良い現代語訳も多く出版され、また優れた古典作品の漫画やアニメも多くあります。そこから入ることも良いと思います。皆さんが古典文学の扉をたたき、多くの優れた作品に出会うことを願っています。

柴田 勝二 教授

SHIBATA, Shoji
所属学部?職位?役職 人間学部人間文化学科 教授
経歴 【最終学歴】
大阪大学大学院文学研究科博士後期課程芸術学専攻 修了
博士(文学)大阪大学

【受賞】
2020年度 舞台脚本コンクール準グランプリ受賞

【主な職歴】
山口大学人文学部講師?助教授、東京外国語大学外国語学部助教授?教授、東京外国語大学大学院国際日本学研究院教授(現在名誉教授)、梅光学院大学文学部特任教授

担当授業科目 日本文学入門、日本文学史概論、日本文学特論近代、日本文学講読近代、専門演習、卒論演習
研究?専攻分野 日本近代文学?演劇
研究テーマ?概要 ● 夏目漱石?谷崎潤一郎?三島由紀夫?大江健三郎らの文学を、作家の個性と時代社会の文脈が交差する地点から捉える。

● 能?歌舞伎から現代演劇に至る日本演劇の特質を比較文化的な視座によって捉える。また自身でも劇作をおこなっており、演出も手がけている。

主な著書?論文 【著書】(すべて単著)
『谷崎潤一郎 美と生命の間』(勉誠出版,2021年,346頁)

『私小説のたくらみ――自己を語る機構と物語の普遍性』(勉誠出版,2017年,348頁)

『夏目漱石 「われ」の行方』(世界思想社,2013年,372頁)

『三島由紀夫 作品に隠された自決への道』(祥伝社新書,2012年,283頁)

『村上春樹と夏目漱石――二人の「国民作家」が描いた〈日本〉』(祥伝社新書,2011年,296頁)

『中上健次と村上春樹――〈脱60